バレンシア
(写真=Thinkstock/Getty Images)

2008年の不動産価格暴落に始まり、2012年から本格的な経済危機に陥ったスペイン。失業率は25%を超え移民が帰国したり他国に出稼ぎに行く人が増えたりして、今や人口減少問題まで抱え込んでいる。スペインで今、不動産価格が8年ぶりの速度で上昇している。

スペイン政府統計庁が発表した第2四半期の不動産価格は、4月から6月にかけて前年同期比4%増。新築住宅は最高4.9%、中古住宅は最高3.8%の値上がりを見せており、スペイン経済はゆっくりと回復傾向にあるようだ。

米投資サイトNu Wire Investorは、年内にあと50000軒の新築物件の売却、来年にかけてさらに平均価格が4%まで上昇すると見込んでいる。


人気地域はイーストコーストに集中

現時点での平均不動産価格は、バブル全盛期2005年から16%減の23万4000ユーロ。売却された物件数は2007年の半分、3万2714軒だが、統計に使用されている過去10年間のデータには、部屋数が不明確な物件などが含まれておらず、正確な数字を知るのは困難だ。

人気地域はイーストコースト周辺に集中しており、アリカンテの物件は平均7%増、次いでバルセロナ4%、バレンシア3%、ジローナとタラゴナ2%と成長を見せている。一方、サウスコーストでは唯一カディスが4%増を見せた以外、マラガとアルメリアが2%減、グラナダ1%減と、ことごとく値崩れしている。

いずれにせよ、売却価格の成長率が比較的安定していることから、専門家達は今回の不動産価格の高騰を「スペイン経済回復のサイン」とポジティブに受け止めているようだ。(ZUU online 編集部)

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