日本生命保険と三井生命保険は11日、経営統合することで基本合意したと発表した。10月下旬から11月上旬頃をめどに最終契約を締結、日本生命が三井生命の株式について公開買い付けを開始する予定。主要国内生保の再編は、明治安田生命保険とT&Dホールディングスが発足した2004年以来、約11年ぶりとなる。
発表によると、国内人口の減少や顧客のニーズが多様化する中で、日本生命は「引き続き営業職員をメインチャネルとし、強みを持つ領域を更に伸ばすことや、今後の収益の拡大に向けた基軸を構築することが不可欠」と分析。「営業職員領域の強化・発展」や「銀行窓販や代理店領域で適切な商品供給が可能なチャネル・基盤を両社が協力して構築」することなどを目的に経営統合するという。
また、買収後もそれぞれのブランド名は残すほか、両社の事業運営の自主性やブランドを尊重する方針としている。
日本生命が三井生命の株式を85%程度を保有し、来年3月末に子会社化を目指す。残る15%は、三井住友銀行など三井グループ会社が取得する予定で、その保有比率や方法などは決まり次第、発表するとしている。(ZUU online 編集部)
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