リンナイ給湯器
(写真=プレスリリースより)

リンナイ <5947> は14日、連結子会社のリンナイオーストラリアが電気貯湯式給湯器の市場シェア拡大及び収益改善を目的に、2016年7月から電気貯湯式給湯器の生産を始めると発表した。

リンナイオーストラリアは1970年代に暖房機器の販売から始め、1990年代からガス給湯器を主力商品として販売を展開。オーストラリアのガス機器市場でトップメーカーとして事業を展開してきた。一方、オーストラリアの給湯器市場では貯湯式給湯器が6割を占めていることから、2000年代に入ってから電気貯湯式給湯器を輸入販売し、事業を拡大してきた。

今回の生産開始は、貯湯式給湯器の需要獲得と豪ドル安に対する収益改善が目的。今年9月に生産のための土地と建物を取得し、設備導入後の16年7月に生産を開始する予定。リンナイオーストラリアでは現在、年間約4万台の電気貯湯式給湯器を輸入販売しているが、2020年には新工場で10万台の生産を行う計画としている。

新工場の敷地面積は6万6400平方メートル。投資額は土地、建物、設備で計約3100万豪ドル(約26億円)としている。(ZUU online 編集部)

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