加熱たばこ「iQOS」

(写真=ZUU online編集部)

都内ではコンビニのレジ横で今、大きく展開されている「iQOS(アイコス)」。愛煙家は気になっているのではないだろうか。

2015年9月1日、フィリップ モリス ジャパンが発売した「加熱たばこ」だ。スイス日本では名古屋ですでに限定販売されていたが、今回満を持して全国展開が始まった。

「電子たばこじゃないの?」と思われる方もいるかもしれないが、「加熱たばこ」はこれまでにない、まったく新しい商品だ。身体への負担や煙、値段など、愛煙家の気になる点を調べてみた。

「たばこ」を燃やさずに加熱する

「iQOS(アイコス)」は、スイスのフィリップ モリス インターナショナルが開発した商品で、たばこ葉を燃やすことなく加熱する。通常の紙巻たばこの喫煙に近い味わいを再現しているという。火を使わないので煙や灰が出ることもなく、紙巻たばこの煙に比べてにおいも少ない。発生する「たばこベイパー(蒸気)」は、紙巻たばこの煙よりも有害な成分が大幅に削減されていることが同社の試験で確認されたという。

同社は2008年から2014年にかけて、「喫煙関連疾病を発症するリスクを低減する可能性のある製品」の開発と実証に約2000億円を投資し、この商品はその成果としてリリースされた。

たばこを吸っている感覚とそう変わらない

iQOS専用たばこ「マールボロ ヒートスティック」は、一般的な紙巻たばこより短いもので、その先端(紙巻たばこでいうと火を点ける側)をiQOSホルダーに挿入し、ボタンを押して加熱した後、ヒートスティックのフィルター側から、たばこ成分を含んだ蒸気を吸い込む。

実際に吸った人の感想によると、紙巻たばこよりも味が軽く、口から吐き出される蒸気についてもたばこ特有のにおいが少ないという。

日頃、タール1ミリのマールボロ以外たばこを吸っているZUUonline編集部員が試したところ、「たばこを吸っている感覚はあって、口に広がる味も濃いように思える。ただ味の面で覚える違和感が、いつも吸っている銘柄と違うからなのか、加熱たばこだからなのかははっきりとしない」という。

さらに「別にまずい訳ではないし、吸った後に息を吐くと煙のようなものが出るので、たばこを吸っている雰囲気も味わえる。ただホルダーが(たばこよりは)重いので慣れるまで変な感じではある」とのこと。「味については好みとしか言いようがないが、健康面への影響を考えると、一度検討してみてもいいのでは」と話す。

次のページ>>吸い殻はそのままゴミ箱へ 寝たばこで火事の恐れはない