ワタミ <7522> は2日、介護事業を展開する同社傘下の「ワタミの介護」の株式を、損保ジャパン日本興亜ホールディングス <8630> に売却すると発表した。譲渡価格は210億円。譲渡日は12月1日を予定している。

10月2日付で株式譲渡契約を損保ジャパン日本興亜ホールディングスと締結した。

ワタミの介護は、関東4都県や大阪府などで介護付き有料老人ホームや通所介護事業などを展開してきたが、有料老人ホームの入居率の低迷など苦戦が続いていた。譲渡に伴い発生する特別利益と2016年3月期の業績への影響については現在精査中で、判明次第公表するとしている。

また、損保ジャパンによると、今回の買収は国内で高齢化に伴う介護サービス市場の急速な拡大が予測されることなどから、介護事業の運営に本格参入することを決めたと説明している。(ZUU online 編集部)

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