コメダが目指したブルーオーシャン

コメダ珈琲店の戦略の優れたところとは、セルフサービス型喫茶店が都市中心部の好立地店舗での省サービス・省スペース・高回転による収益確保を目指す「レッドオーシャン」戦略により自ら衰退を招いているのに対し、ブルーオーシャン戦略とも言うべき逆転発想の戦略コンセプトをしたことだ。

それはまず最も大きい高コスト要素である都心立地のコストを減少するために郊外立地としたこと。連動してターゲット戦略、商品戦略を見直し、コア商品を「時間消費」商品としたこと。こうした見直しに完全に連動するマーケティングミックス戦略を取って、徹底した低コスト化を図ったことである。

気になる追随者「星乃珈琲」

この戦略も星乃珈琲という追随者が都市部での展開を図る形で急浮上してきたため、コメダも安閑とはできない。

今後コメダはさらに画期的な戦略構想を考え、イノベーターとして道を切り開き続けられるのだろうか。(ZUU online 編集部)