矢野経済研究所は5日、8~10月に実施した国内FX(外国為替証拠金取引)市場調査の結果を発表した。2015年3月期は年間取引高の過去最高を更新し、預り残高、口座数とも拡大基調となった。調査は商品先物会社、FX専業会社、証券会社、ネット銀行などを対象に実施した。
15年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆3176億円となり、前期比13.5%増となった。市場は堅調に拡大を続け、13年3月期には1兆円を突破、15年3月期も引き続き拡大基調にある。
口座数は利便性が向上したことなどから新たな個人投資家の口座開設が進み、同10.9%増の531万口座。年間取引高は同0.4%増の4218兆円と、微増ながら過去最高を更新した。14年度下半期間際から続く円安基調を背景に、取引高が大幅に増加。前年と同様に高水準で取引高が推移した。
同研究所では、16年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆5098億円、口座数は585万口座といずれも拡大基調を予測。年間取引高も同13.0%増の4766兆円とみている。(ZUU online 編集部)
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