(写真=PIXTA)
2014年にスタートした個人投資家向けの少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」が急速に拡大し、各ネット証券が多彩なキャンペーンを展開、顧客の獲得にしのぎを削っている。キャンペーンの期日は早ければ11月30日となっており、早急に動いた方がよさそうだ。
キャンペーンは主に3種類
ネット証券各社が取り組むキャンペーンは大きく分けて3つある。
・NISA口座開設に必要な住民票取得を無料で代行
・NISA口座を開設すると現金または口座内で使える取引額をプレゼント
・NISA口座内での取引手数料を無料化または割引
それぞれ申し込み締め切りは年内になっているケースが多い一方、2016月3月31日まで猶予をもたせているものもある。締め切りが早いものから順にネット証券各社が展開するキャンペーンを紹介しよう。
11月30日までに申し込みが必要〜SBI証券
ネット証券各社の中でも最もキャンペーンの締め切りが早いのがSBI証券である。2015年11月30日までにNISA口座開設申込を行ったユーザーは、12月11日までに必要な住民票の取得を依頼すると、SBI証券が無料で代行してくれる。11月30日までに証券取引口座の口座開設申込を行い、口座開設を完了させ、かつ2016年1月31日までにNISA口座の開設を完了させると、現金1000円がもらえる。NISA口座開設により、同口座内における取引手数料(国内株<売・買>、海外ETF<買>)は無料となる。
師走に駆け込め!〜楽天証券、SMBC日興証券、岡三オンライン証券
キャンペーンの期日が12月末となっているのがこの3社。
楽天証券では2015年12月30日までに申込書類を届け、2016年3月31日までにNISA口座の開設を完了させると、投資信託の買付代金2000円がもらえる。その買付代金を使うとさらにキャンペーン対象となっている「NISAおすすめファンド」の5銘柄の中から1銘柄2000円分の投資信託がもらえる。
2015年12月18日までに「NISA申込書」「委任状」「本人確認書類」を届けると、楽天証券がユーザーに代わってNISA口座開設に必要な住民票の写しを取得してくれるサービスも行っている。
2015年末まではNISA口座内における株取引の売買手数料が無料となるほか、口座内における米国ETF・中国ETF・アセアンETFの買付にかかる手数料が全額キャッシュバックとなる。
SMBC日興証券は2015年12月30日までの間は、NISA口座開設に必要な住民票取得を無料で代行してくれる。また、同日までにNISA口座を開設すると、公募株式投資信託の購入時手数料が無料となる。
岡三オンライン証券は2015年12月30日までの間、NISA口座で買付したETFやETNの税抜買付手数相当額がキャッシュバックとなる。