お金にもっと積極的、肯定的な考える人が増えるように

日本の国民の皆さんはお金にどういうイメージもたれているか考えると、「汚い」という感じですよね。漫画家の世界でも、「お金もうけを目的にしてはいけない」という話になる。やはり「お金」を全面に出すと自分を不誠実な人間だと感じたり、どうしても不安感を持つ方が多い。

やはり漫画の世界でもあまり「カネ、カネ」とやると読者が離れていってしまうんじゃないかという意見が編集部にはあったんですが、そういうもの少しでも変えていきたい、お金に対するイメージをもう少し積極的にとらえていいんじゃないかと感じましてこういう作品を作りました。

「お金」は「欲の塊」ではない!

第1巻の中で最初にお金というものはどういうものかということを描いています。お金があることで信用が生まれる。人間と人間が出会うことに不安感がなくなる。そこで会話が生まれると言葉が生まれる。そうして言葉の数がどんどん人類に広がり、社会は発展していったのではないかということを1巻の中に描いています。

お金は何かしら「欲の塊」といったように、すごく人間として卑しい考え方と言われがちだが、僕はお金はあったことによってこれだけ人類発展したと思う。もう少しお金というものに対して積極的、肯定的な考え方にしていく人がもっと増えていけば、もっと日本の経済は発展するんじゃないかと思う。特に今回のテーマは投資、ということをうたっているわけです。日本は貯蓄率が高いわけですが、銀行に眠っているキャッシュも多いです。少しでもそういうものを社会に還元することで大きな経済活動生まれるんじゃないかと思う。みなさんぜひ投資に興味をもっていただきたいと思います。