JPモルガン
(写真=Thinkstock/Getty Images)

10月に顧客8300万人の個人情報を流出させ、セキュリティーの甘さが避難の的となった米JPモルガン・チェースは、新たに2人のテクノロジー・エキスパートを迎え入れ、セキュリティーも含めたテクノロジーの強化に全力を注いでいる。 英多国籍保険会社Avivaのモニーク・シヴァーナンダンCIOと、ユニリーバのジェーン・モーランCIOを、欧州の子会社「JPモルガン・セキュリティーズ」の非常勤取締役として雇用し、欧州におけるテクノロジー分野の改善を狙っているようだ。

シヴァーナンダンCIOとモーランCIOは、昨年国際的大企業で大規模なテクノロジー改革を成し遂げた凄腕女史として知られている。


テクノロジーに通じた幹部不足に悩む銀行

2014年の年次報告書によれば、年間収益の8%から9%のあたる90億ドル(約1兆887億円)をテクノロジー分野に投資しているJPモルガンだが、ファイナンシャル・コンサルティング会社、アクセンチュアが10月に公表した調査結果では、大手銀行109社中、テクノロジーに精通している幹部が占める割合はわずか6%という。

「テクノロジーへの投資は年々増加しているにも関わらず、会社の方向性を決定づける経営陣には重要分野の専門知識が欠落している」という矛盾を埋め合わせるために、大手銀行がこぞって優秀なテクノロジー・エキスパートのヘッドハンティングに乗り出している。

しかし「幹部クラスのエキスパートを確保するのは容易なことではない」と英バークレイズ銀行やロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのような大手企業でさえ認めており、まったく異なる2つの業界の接点が未だしっかりと結ばれていない現状が伺える。 (ZUU online 編集部)

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