オンライン経済用語辞典「インベストペディア(Investopedia)」に、2015年の新金融用語として「FinTech(フィンテック)」が仲間入りした。 今年加えられたトップ10新用語には、「ユニコーン」「マイナス金利政策」「ガンマ・ヘッジング」なども含まれている。

ファッション感覚? トレンド化しているFinTech

20年以上の歴史があり、「ウィキペディア(Wikipedia)」にも掲載されているにも関わらず、インベストペディアに金融用語として認められるまでに時間を要したFinTech。今年になってようやく、「投資家の興味を反映する重要なトレンド」としてトップ10新用語に掲載されるに至った。

インベストペディアはFinTechの定義を「モバイル決済、P2Pレンディング、ロボット・アドバイザー、仮想通貨などを含む、金融界におけるテクノロジー革命」としている。

米経営コンサルティング企業、アクセンチュアの調査によると、ファイナンシャル・テクノロジーへの投資は昨年122億ドル(約1兆4972億円)に達している。ニューヨークやロンドンといった大都市が競ってハブとなる組織や場所を開設。FinTechという言葉自体が半ばファッション感覚で受け止められているという。

Apple、Google、Facebookといった国際的大企業が金融業界に進出する一方、従来の金融機関は最新のテクノジーを採用することで、お堅いビジネス・スタイルから脱却しつつある。

今やFinTechと金融機関、スタートアップは3つの接点で結ばれた関係といえる。インベストペディアはFinTechのユーザーを「銀行(B2B)」「銀行の顧客」「小企業(B2C )」「消費者」と、4つのカテゴリに分類している。 (ZUU online 編集部)

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