先週発表された主な経済指標
◆中古住宅販売件数(年換算) 11月 476万件 市場予想 534万件 前月 532万件
22日に発表された11月の中古住宅販売件数は、年率換算476万件と市場予想を大きく下回って前月から減少しました。
同指標を発表している全米不動産業者協会は、販売件数の減少に関して、住宅の購買意欲は衰えていないものの、米政府の実施した所有権移転に関する規制が件数の減少に影響したとの見解を示しています。
その見解のとおりとすれば、現時点で米国の住宅市場に過度な悲観をもつ必要はなさそうです。
今後発表される主な経済指標
◆12月 カンファレンスボード消費者信頼感指数 市場予想 93.8 前月 90.4
29日に12月のカンファレンスボード消費者信頼感指数が発表されます。
同指標は足下まで2カ月連続で低下しており、特に11月は前月から8.7ポイントの大幅な低下となりました。同指標は米国経済の約7割を占める個人消費の先行指標となるだけに、落ち込みが継続しないか懸念されています。
市場予想では12月は前月から改善すると見込まれています。