フリーローン,低金利
(写真=PIXTA)

銀行ローンのメニューを見ると、自動車ローンや教育ローンなどと並んで、「フリーローン」が目につく。借入金の使用目的が「フリー」なのだから、まさにどんなことに使っても「自由」なのだろうが、それならカードローンと何も変わらないような気もする。ここでは、フリーローンを上手く使うための基礎知識を整理しておきたい。

フリーローンとは?カードローンとの違いは

主に銀行が扱っている、使用目的が自由な個人向けのローンである「フリーローン」。無論「自由」とは言っても、事業資金や投資目的には使えない。金融機関によっては、申込時または融資実行後に使途を証明する書類が必要なこともある。ほかのローンと同様に、フリーローンも借入のためには「返済能力」や「信用力」などについての審査を受ける必要がある。明確な基準は公表されていないが、他社を含めた合計借入残高や、過去の返済状況が審査されるのは、ほかのローンと変わらない。

一方、カードローンは、銀行、信販会社、貸金業者などが取り扱っている個人向けローンで、借入のために専用のカードを作る必要があるものを言う。事業資金や投資目的以外に特に使用目的に制約がないのは、フリーローンと同じだ。

両者の大きな違いは、フリーローンが「限度貸し」であるのに対し、カードローンは「極度貸し」である点だ。フリーローンは、申請した金額を限度に一旦借入れてしまうと、後はきちんと返済していくだけだ。残高がいくら減ろうと、追加借入のためには再度申請の上、審査を受け直す必要がある。ところがカードローンの場合には、決められた「極度枠」の範囲内であれば、何度でも借入れることができる。

低金利、管理のしやすさなどにメリット

フリーローンの審査には、通常3営業日以上が必要で、「即日審査」が多いカードローンに比べると、時間がかかる。貸し手にしてみると融資後は返済のみのローンになる訳で、リスクが低い分金利も低く設定されている。ただし、繰上償還には手数料がかかる場合が多いので、頻繁に返済することが予想されるようなケースには向いていない。

金利面で有利なだけではなく、「一旦借りてしまえば、後は返済のみ」というのは、実は管理面から見てもメリットと言える。繰り返し借入のできるカードローンの場合には、ともすれば「極度枠が一杯になったまま、いつまでたっても残高が減らない」といった状況に陥りがちだからだ。

審査や金利、手数料…選ぶポイントは

フリーローンの中で、最も低金利な部類に入るのはメガバンクのものだろうが、基本的に利用条件として、「勤続年数2年以上で、前年度の税込み年収が200万円以上」といった条件が付けられている。

パートやアルバイトの人には、ちょっと敷居が高いのかもしれない。ただ、ここで注目しておくべきなのは、三菱東京UFJ銀行の場合、ネットでの繰上償還が手数料無料となっていることだろう。自由返済を例外扱いにしているフリーローンにあっては、これは大きなメリットだ。

また、営業区域内に住まいか勤務先があることを条件としている地方銀行のフリーローンもいろいろ用意されている。日ごろから給振や住宅ローンなど、他の取引に利用している場合には、審査や金利の面で有利に取り扱われているケースも多く、地域密着型ならではの特徴もあるので、必ず比較検討しておきたい。

また、ネット銀行の口座を持って普段から使っている人なら、気軽に申し込める点、こうした銀行のフリーローンを利用するのも便利だ。

フリーローンを上手く使うには

書類を揃えて借入を申請し、審査結果を待って「実行」を待つ。借入後は着実に、こつこつと定期返済を重ねる。フリーローンのこうした姿は、ある意味「借入の原点」であるとも言える。

「借入」という行為を実感し、それをきちんと管理していくことは、自身の生活設計に対する姿勢を正すきっかけになるのかもしれない。

多様なローンがある中、それぞれのメリット、デメリットを再確認する上でも、もう一度フリーローンをチェックしておくべきだろう。(ZUU online 編集部)

【編集部のオススメ記事】
カードローン比較ランキング、おすすめの会社はどこか
2017年も勝率9割、株価好調の中でもパフォーマンス突出の「IPO投資」(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
株・債券・不動産など 効率よく情報収集できる資産運用の総合イベント、1月末に初開催(PR)
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)