先週発表された主な経済指標
◆2月16日 マネーサプライM2(前年比) 1月 +14.0% 市場予想 +13.5%、前回 +13.3%
1月のマネーサプライM2は前年比+14%の増加と前月から上昇率が拡大し市場予想も上回りました。加えて、1月の人民元建て貸付残高増加額は2兆5100億元と単月ベースで過去最大となり、クレジットの拡張傾向が窺えます。
◆2月18日 消費者物価指数(CPI、前年比) 1月 +1.8% 市場予想 +1.9%、前回 +1.6%
1月のCPIは前年比+1.8%の増加と前月から上昇率が拡大したものの市場予想に届きませんでした。天候要因で野菜や果物などの価格が上昇したことに加え、春節のため食べ物の需要の増大(特に豚肉価格が前期比2.5%増)や、旅行ブームでサービス価格も引き上げられたことから1月の消費者物価指数は前回より大きく上昇しました。内訳をみると、食料を除くCPIと食料関連のCPIは共に上昇率が拡大しました。
◆2月18日 生産者物価(PPI、前年比) 1月 -5.3% 市場予想 -5.4%、前回 -5.9%
1月のPPI は5.3%減と前回と市場予想共に上回る改善となったものの、47か月連続でマイナス圏にとどまっています。生産者物価の悪化が一服する兆しをみせたといえますが、原油などの原材料価格の低迷や中国国内内需の不振のなか、生産者物価のデフレ状況はまだ続きそうです。
今週の主な経済指標
特に重要な経済指標発表はありません。
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