上場企業の2016年3月期は前期に続き最高益更新が見込まれていますが、110円台前半での円高基調が続くなか来期業績への不透明感が強まっており、今期は最高益ながら来期は減益となりそうな企業もみられます。しかし、一方で今期に続いて来期も最高益更新が見込まれる企業も少なからずみられます。
そこで今回はそうした企業のなかから上値余地の特に大きそうな銘柄を取り上げてみました。具体的にはコンセンサス予想が今期、来期とともに最高益予想となっており、目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回るものをピックアップしています。
そのなかには目標株価コンセンサスが株価を4割以上上回るものも幾つかみられ、長谷工コーポレーション <1808> やリゾートトラスト <4681> )では目標株価コンセンサスが株価を5割近く上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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