減益予想が増益予想になる企業もみられます。昨日に今期の業績予想を修正したエーザイ <4523> は当期利益が減益から一転して増益になる見通しとなりました。
売上高は医療用医薬品事業における直近の実績や為替の影響等を踏まえ従来予想を95億円引き下げましたが、当期利益については傘下の医薬品開発会社を売却したため15%減益だった従来予想が15%の増益となる見通しとなっています。
そこで今回は今期の当期利益が一転して増益になりそうな銘柄を取り上げました。具体的には会社予想の当期利益は減益ながらコンセンサス予想が増益となっているものをピックアップしています。
例えばセントラル硝子 <4044> やサカイ引越センター <9039> では、会社予想は二桁の減益予想となっていますが、コンセンサス予想では増益を見込んでいます。また、コナミホールディングス <9766> では、会社予想は減益ながらコンセンサス予想は3割を超す増益予想となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク】
・
年度替わりの日本株相場展望
・
金融規制の方針転換発表~余剰資金1,000兆円の行方に注目
・
【決算メモ】ニトリホールディングス(9843)
・
6月利上げへの地ならし続く
・
中国株 好調な工業企業利益を受けて底堅い展開か 企業決算とPMI発表に注目