日経平均は先週金曜日に日銀短観の発表を受けて企業業績への懸念が一気に高まり600円近く下げると三角保ち合いを下に放れる格好となりました。そして5日に400円近く下げ日経平均が16,000円の節目を下回ると一目均衡表が三役逆転となりました。
6日に2012年11月以来の7日続落となった日経平均は7日こそなんとか反発しましたが、円高が進むなか小幅な上昇に止まりました。
こうしたなかバリュエーション面とテクニカル面で売られすぎとなっている銘柄も少なくありません。そこで今回は2017年3月期のコンセンサス予想からみた予想PER(株価収益率)が10倍未満で、かつ、テクニカルで売られすぎとなっているものをピックアップしてみました。
例えばTDK <6762> では今期ベースの予想PERが5倍台で、25日移動平均とのかい離はマイナス12%近くまで広がっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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