エフティグループ,成長戦略
(写真=PIXTA)

今月の探訪先 エフティグループ

まいど、「相場の福の神」こと藤本です。藤本が成長企業の社長にインタビューし、その会社の成長の秘密と今後の成長戦略を聞き出す連載の第5回は、エフティグループ <2763> の石田誠社長です。

同社は東京都中央区日本橋蛎殻町に本社があり、中小企業向けにLED照明、ビジネスホン、OA機器などを販売する法人向けサービスと、個人向けに光インターネットサービス、太陽光発電などを販売する個人向けサービスが2本柱の企業です。1985年に創業し、2003年に東証ジャスダックに上場しています。

分野を越えて多岐に渡る事業分野

─御社の沿革をご説明してください。

1985年にホームテレホン・ビジネスホンの販売で創業し、1993年には移動体通信サービスを開始、2003年に日本証券業協会に店頭登録しました。2013年に光通信が当社との業務提携をより一層強化することを目的に、当社株式の公開買付けを実施。現在、光通信の子会社になっています。

─御社のビジネスの概要をご説明してください。

LED照明や自然冷媒、太陽光発電設備等を販売する環境関連事業から、ビジネスホン・OA機器・サーバ・UTM(統合脅威管理)、法人携帯などの情報通信サービス事業、光ファイバー回線提供やWeb制作、インターネットサービスプロバイダーを運営管理するインターネット関連事業等、扱う事業は、分野を越えて多岐に渡ります。

関連会社は、エフティコミュニケーショズ、エフティコミュニケーションズウエストをはじめ、全21社。その活動領域は国内外に拡大していきます。最近では、マイナンバー対応需要で法人向けOA機器販売などが好調で、連続で最高益を更新するなど堅調な業績推移となっています。

─御社の特徴、強みは何ですか。

テレホンアポイントで、粗利率の高いサービス・製品を中小企業・個人向けに売り切る営業力です。LED照明などでは、電気代節減やエコなどの訴求ポイントを的確に顧客に伝え、購入していただいています。また、過去に獲得した数多くの顧客基盤も大きな強みです。

時代の流れに合わせて、販売するサービス・製品は変わっていきます。自社の顧客にどのようなサービス・製品が販売できるかを常に考え、新しいサービスや製品を取り入れています。例えば、LED照明は約5年前から始めた製品ですが、電気代削減やエコといったわかり易い訴求ポイントがあったため、現在では主力製品となっています。

─人手不足への対応策は?

当社は、『人材』こそが、成長の原点なので、人材獲得には注力しています。『やりがいのある仕事をしたいと思っている人に来てほしい』と新卒中心に募集しています。採用後に主力商品の知識を一から学び、営業経験に必要なスキルを未経験から学べるように、大型研修センターで充実サポートしています。また、適材適所、社内流動化の為に、自ら異動の希望が出せる制度のFA制度があるのも大きな特徴です。

4月から始まった電力自由化

◆御社の概要をご説明してください。

4月から始まった電力自由化が大きなチャンスとなると考えています。現時点では、新電力の販売は行っていませんが、検討中です。LED照明など電気代の削減に積極的な中小企業を多く顧客化していることもあり、新サービスとして導入できれば、大きなチャンスがあると思います。

また、すでに新電力を販売している企業との業務提携も考えられます。新電力を販売するついでに、当社のサービス・製品を販売してもらえれば販路が大きく拡がることになりそうです。

福の神 ココがポイント!

予想PER8.85倍、予想配当利回りが3.39%と株価指標面において非常に割安な水準に放置されているところが最大の買いポイントです。じっくりと、新電力で勝ち組みとなりそうな企業・サービスを見極め、そのサービスをまずは既存顧客向けに販売する手堅い戦略も評価ポイントです。派手な値動きはなさそうですが、高配当を享受しながら、じっくりと中・長期投資が良さそうです。

エフティグループ(2763)

藤本誠行
【プロフィール】
「相場の福の神」とも呼ばれている証券アナリスト。Yahoo!ファイナンス株価予想2012年勝率1位、伝説の39連勝男。現SBI証券投資調査部シニアマーケットアナリスト、日本証券アナリスト協会検定会員、ITストラテジスト、オールアバウト株式ガイド(記事提供: 株主手帳 5月号)

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