人の心を動かす文章の作り方
(写真=The 21 online)

「伝えたいこと」を言葉にするのはなぜ難しいのか

自分が考えていることを言語化して、相手に響くように伝えたい……誰しも、そう思う場面があるのではないでしょうか。

たとえば、仕事なら、

・「詳しくお話聞かせてください」と言われる自己紹介がしたい
・人の心を動かすPOPが書きたい
・営業で、自社の商品を、相手に興味を持ってもらえるように勧めたい

あるいは、プライベートでも、

・「もっと話していたい」と思ってもらえるような、面白い雑談がしたい
・SNSで投稿した記事を多くの人に読んでもらって、「いいね!」がほしい
・自分の好きな本や映画などの面白さを、他の人にも伝えたい

など、思っている人は多いはず。でも、これがなかなかうまくいかなくて、悩んでいる人が多いと聞きます。

たとえば、商品の魅力を伝えたいとき。多くの人は、「キャッチコピーを作ろう」と考えてしまいます。

「キャッチコピーを作ろう」と意気込むと、「うまいことを言わなくてはいけない」という気持ちになってしまい、自分の言葉にならない。そして、結果的にうまくいかないし面白くなくなってしまうのです。

実際のところ、興味を持ってもらえるキャッチコピーを作るのは、広告代理店にいるプロにとっても難しいこと。