東京証券取引所などによる2015年度株式分布状況調査によると外国人の株式保有比率は、前年度比1.9ポイント低下の29.8%と4年ぶりの低下となり30%を3年ぶりに割り込みました。

日本株を5兆円売り越したことや、株価下落もあって3月末時点での外国人の保有額は154兆円と1年前に比べて28兆円近く減少しています。そしてこのように外国人の株式保有比率が低下するなか、3月末の外国人持ち株比率が1年前に比べて低下した銘柄も目立ちます。

そこで今回はそうした銘柄のなかから5年前と比べて外国人持ち株比率が5ポイント以上低下している銘柄をTOPIX500採用の3月期決算企業を対象にピックアップしてみました。

例えば日本板硝子 <5202> では外国人持ち株比率が5年前に比べ20ポイントも下がっているほか、ディー・エヌ・エー <2432> やヤマダ電機 <9831> でも18ポイント以上も外国人持ち株比率が下がっています。

外国人持ち株比率が5年前に比べ5ポイント以上低下した主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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