先週の木曜日で2016年の上半期も終わりとなりました。そこで上半期を振り返ってみると原油安などから年明け以降に調整色を強めた日経平均は2月に一時15,000円を割り込みましたが、その後切り返すと4月には17,500円前後まで一旦戻す場面もみられました。
しかし、英国のEU離脱決定を受けて6月24日に急落したこともあって6月末の日経平均は昨年末に比べ18%余り下落しています。
しかし、こうしたなかでも上半期に健闘した銘柄もみられます。そこで今回は上半期に続き下半期以降も健闘が期待される銘柄を取り上げてみました。具体的にはTOPIX500採用銘柄を対象に上半期のパフォーマンスがプラスで、目標株価コンセンサスが6月末の株価を1割以上上回っているものをピックアップしてみました。
例えば上半期に株価が2割上昇し、目標株価コンセンサスが6月末の株価を1割余り上回っていたニトリホールディングス <9843> では、7月に入って大きく上昇したことで足元の株価が目標株価に接近するなど早速活躍をみせています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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