東証マザーズ市場,海外投資家,マザーズ銘柄
(写真=PIXTA)

LINEの初値が4900円でつき、公開価格3300円を48.4%上回る水準となった。当初、約6880億円とされていた時価総額は1兆円を超えた。

大型案件であることから初値が大きく公開価格を上回ることは考えにくかった。しかし前日に米国市場で上場したLINEの初値が、市場の予想を上回る好調な滑り出しとなった影響もあるだろう。引き続きLINEの株価の動きに注目したい。

LINEの初値は4900円 日米共に好調な滑り出し

東証1部に7月15日上場したLINEは、午前10時過ぎに4900円で初値をつけた。公開価格は3300円だったので5割近く上回ることとなった。時価総額は1兆円を超え、市場からの調達資金額は約1155億円となる。

昨日7月14日には米国上場を果たしており、ニューヨーク証券取引所では公開価格32.84ドルを28%上回り、42ドルで初値がついた。株価は一時44.39ドルまで上げる場面もあった。終値は公開価格を27%上回る41.58ドルで落ち着き、米国上場初日は幕を閉じた。LINEの将来に多くの期待が寄せられていることがわかる。このような動きが日本市場での投資家心理にも好影響を与えたと見られる。