PayPay証券 が目指す「100万口座開設」

正式にローンチしたスマホ証券アプリの、インタラクティブなルック&フィールは示した通りで、雰囲気はわかっていただけたのではないだろうか。AmazonやStarbucksなど身近な銘柄へ簡単に投資でき、ポートフォリオの管理や変更も気軽にできるサービスだと言えそうだ。

PayPay証券の普及を推進する段階に入ってきたとも言えるだろう。現状を三好美佐子取締役マーケティング部長に尋ねたところ、同社のスマホ証券アプリ自体のダウンロード数は2万9000ダウンロードに上るという。また通常、アプリダウンロード後、取り引きするために口座の開設も必要だが、その開設数は約2000人。徐々に普及していくところだと言えそうだ。

また三好部長は、将来的な目標について「口座開設数は100万口座を目指したい。現実的には、30万口座が目標だ」との姿勢を明らかにした。

併せて「投資に対するすべてのハードルをギリギリまで下げたい」「従来の証券会社と直接、バッティングしないところを狙っている」(三好部長)としており、投資の初心者に対して広く薄く普及させていく方向をまずは目指していると言えそうだ。

FinTech online編集部

【編集部のオススメ FinTech online記事 】
金融業界のビジネスパーソンはFinTechの進行に危機感を持たなければならない
「フィンテックは必ずしもハイテクばかりではない」みずほFG 山田執行役常務・CDIO
freee「本質的で価値あるものを生み出し、社会に、業界にインパクトを与える仕事を」
クラウド経理代行のメリービズ「ビジョン、ミッションを刷新して奮起する」
「なぜ人は機械に負けるのか?」 金融システム白熱教室第3回