毎週金曜日の「ハッピーアワー」で興味関心を共有
スタートアップに限らず、常に企業の課題としてあるのが、スタッフ間の相互理解の促進だろう。改善のための工夫も重ねている同氏によれば、毎週金曜日には、夕方の5時からをハッピーアワータイムとしてお酒を片手の今週の振り返りと、次週のタスクを確認しているという。
ほかにも「スタッフの誰かを“今週の◎◎さん”という形で指名して、約30分間で興味のあることにについて話してもらう」(同氏)時間を設けている。職場ではあまりしない関心事についてプレゼンしてもらうことで、普段見えない側面、素顔を知ろうという取り組みだ。
内容は自由だといい、「『パナマ文書』との関連で注目された租税回避地の一つでもあるケイマン諸島について、お酒の飲み方、USJのパレードを見物するのにオススメのスポットについて話すスタッフもいた」そうだ。
井上氏が今後の課題として挙げるのは評価制度。「人数も増えてきており、評価制度を作らなければならないと感じている。スタートアップという部分で、自分の決まった分だけやればいいのではなく、どんどん協力していくことを評価していく制度にしたい。自分自身の専門領域で成果を出せばいいだけでなく、全社貢献したかを評価ポイントにしたい」と同氏は語った。
FinTechの中でも高度だとみられるロボアドを開発するウェルスナビだが、正式リリース後、より多くのユーザー獲得を目指すなど、より広い展開の求められることが予測される。どのような人材を獲得していくのか動向が注視される。( FinTech online編集部 )
ウェルスナビ株式会社
本社:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル3F
代表取締役:柴山和久
資本金:6億946万円
自分が許容できるリスクレベルに対して、最大のリターンが見込める金融商品群のポートフォリオを構築できる金融アルゴリズムに基づいて、資産運用のアドバイスを提供するロボットアドバイザーの開発を進めており、7月13日正式リリースを実施。グリーベンチャーズ、IVP(インフィニティ・ベンチャー・パートナーズ)、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタル、DBJキャピタルから6億円を調達している。
【編集部のオススメ FinTech online記事 】
・
金融業界のビジネスパーソンはFinTechの進行に危機感を持たなければならない
・
「フィンテックは必ずしもハイテクばかりではない」みずほFG 山田執行役常務・CDIO
・
freee「本質的で価値あるものを生み出し、社会に、業界にインパクトを与える仕事を」
・
ビットバンク「分散化された通貨がつくる社会を信じられる、アツい人と働きたい」
・
クラウド経理代行のメリービズ「ビジョン、ミッションを刷新して奮起する」