投資信託,失敗,選び方
(写真=Thinkstock/Getty Images)

投資信託で損をする投資家には共通点がある。これは筆者が多くの個人投資家と会うなかで確信したことだ。この点に気付かないといつまで経っても損をし続けることになる。一方、投資信託で成功する人は失敗する人とは、当然だが全く逆の思考をしている。今から投資信託をはじめようと思っている人、あるいは既に始めた人も自分が失敗する人の共通点に当てはまっていないか確認してほしい。

投資信託で失敗する投資家の共通点「短期志向・無知・無責任」

多くの個人投資家が投資信託は長期的な運用を目指して設計されていることを知らない。そもそも投資信託とは10年から20年以上の長期運用が前提であり、短期的な運用には全く適していない。短期的には昨年のチャイナショックのような出来事があり株価が急落することもあるが、10年20年のスパンで運用すれば年率で数%程度のリターンが出る、これが投資信託の本来の姿なのである。

しかし、現実には「3ヵ月前に買った投信で損を出している」、「2年前に買った投信がまだプラスにならない」と愚痴をこぼす個人投資家が多い。下落してしまうとさっさと売却して、次の投資信託に乗り換えることを繰り返してしまう。これでは手数料負担が重くなるばかりで利益など出る訳がない。

マーケットは上げ下げを繰り返す。その中で損を出すことも当然あるが、自分が購入した投資信託の投資先が今後も成長を望めるセクターであれば、たとえ株価が急落しようと売却せずに持ち続ければいい。投資信託はあくまで長期投資が前提なのだ。

投資信託で失敗する人の他の共通点は「無知・無責任」である。驚くべきことだが、多くの個人投資家が自分が何に投資をしているかよくわかっていない。簡単な商品説明のパンフレットを読んだだけであったり、銀行員や証券マンから簡単な説明を受けただけで、自分が何に投資しているのかよくわかっていない。自分が何に投資しているのかよくわかっていないと、含み損を抱えたときに何が何だかわからずに慌ててしまう。すると、恐怖からさっさと投資信託を売却してしまい、最初に述べた短期志向につながってしまう。