Airbnb
(写真=PIXTA)

「民泊」の仲介サイトとして人気があるAirbnbは、世界190ヶ国以上で展開されており、最近では民泊関連のニュースなどで紹介されることも増えてきました。

今回は、不動産投資の選択肢の一つになりつつあるAirbnbの可能性と、そこに潜むリスクについて考えてみましょう。

Airbnbは通常の不動産投資よりも経営リスクが小さい

宿泊場所として物件を貸すというと、空き家を使ったサービスという印象を持っている方が多いかもしれません。しかしAirbnbでは部屋の空きスペースや建物の1室など、宿泊できるスペースがあれば基本的に登録できます。居住中の1部屋や区分マンションの1室からもAirbnbは開始でき、すぐにやめることもできます。現時点では、通常の不動産投資よりも経営リスクが小さいことが魅力の一つといえるでしょう。

Airbnbを利用する人の多くは外国人観光客です。日本における外国人観光客は、2011年から2015年の4年間で622万人から1,974万人とおよそ3倍に増加しており、今後のAirbnbの需要増も見込めます。

Airbnbに有利な立地とは

利用者の多くが外国人観光客のため、空港や観光地へのアクセスが便利な場所や、商業施設が充実している場所などがAirbnbに有利といわれています。

通常の賃貸と違い、駅からの距離にこだわる必要はありません。そもそもセキュリティの観点から、Airbnbでは予約を行うまで正確な住所が表示されず、「駅から何分」が分かる機能もないのです。海外から長い距離を経て旅行に来ているゲストにとっては、駅から何分かかるということよりも、部屋のコンセプトや料金設定のほうが重要になります。