人生を変える映画に出会った事がありますか? 感動した映画、元気が出る映画、自分を見つめなおした映画……誰もが1つはそのように感じた作品があるのではないでしょうか。

今回はDAILY ANDSで活躍する5人のライターに「人生を変えた映画」を紹介して頂きました。もしかしたら、あなたも同じような映画を選んでいるかも?

米国大学編入のキッカケになった『フラッシュダンス』:沼佐さん

札幌在住の沼佐睦美さんの人生を変えた映画は『フラッシュダンス』。昼は溶接工、夜はダンサーと2つの顔を持つヒロインが愛と夢を手に入れる作品です。

そんなヒロインが、さえぎる壁のない倉庫に住んでいるのが印象的だったと沼佐さんは振り返ります。「アメリカ人って、あんな広々としたスペースに住めるの?」とびっくりしたとか。沼佐さんがアメリカの大学に編入するきっかけとなった映画です。

信念に影響を受けた『ロッキー』シリーズ:アレンさん

イギリス在住のアレン琴子さんがオススメするのは『ロッキー』シリーズ。「それぞれ数百回は観ました」とおっしゃるほど魂の奥底を揺さぶった映画と言います。

『ロッキー・ザ・ファイナル』で登場する「好きなことに挑戦しないで後悔するより、醜態をさらしてでも挑戦するほうがいい」という信念に影響を受けたアレンさん。苦手な英語を顧みず英国の音楽が好きという理由だけで「飛行機に飛び乗った」と言います。

成人した娘さんから「迷惑だからやめて」と非難されても、「後悔したくないからやる」と未だに無謀な行動に走ってしまう事もあるというアレンさん。ロッキーへの熱い情熱が伝わって来るエピソードですね。

アジア在住につながった『モンスーン・ウェディング』:林さん

「もしかしたら、『モンスーン・ウェディング』が私の人生を変えた映画かな?」そう語るのは、スリランカ在住の林立恵さん。当時、林さんはアメリカのホームドラマを観ながら英語を勉強していたそうで、外国に住むとしたら「アメリカしかない」と考えていました。

そんな彼女の世界観を変えたのが、『モンスーン・ウェディング』でした。インドの上流階級の結婚式を控えた家庭を舞台に、家族や親戚が織り成す人間模様を描いた物語は、林さんにとって未知の作品世界だったとか。

インドという不思議の国に魅せられた林さん。新しい世界を発見した喜びと同時に「私って、もしかして井の中の蛙?」とも感じたそうです。「その後、結婚してアジア圏に住むことになってしまいました」と振り返る林さん。1本の映画との出会いが、世界観を変えるなんて素敵ですね。

勇気を与えてくれた『アメリ』『アナ雪』:鈴木さん

起業家として活躍する鈴木万梨子さんからは、人生を変えた映画を2つ紹介していただきました。

1つ目の作品は『アメリ』。この映画のおかげで、当時想いを寄せていた男性に、アプローチしようと決意したそうです。

「告白して、交際するまで時間がかかりましたが、何度も映画を観て励まされましたね」と鈴木さん。恋愛感情はともすれば不安定になりがちなものですが、映画は私たちの気持ちをポジティブに換える効果もあるのですね。

2つ目の作品は『アナと雪の女王』。

子供向けだと思って機内で観たら感動したそうで「アナ雪の主題歌 “let it go” は、仕事で悩んでいた私に一歩を踏み出す勇気を与えてくれました」と振り返ります。『アナと雪の女王』は歌とともに大ヒットしましたね。この作品に元気づけられた読者も多いのではないでしょうか。

元キャバ嬢の印象に残った『リアリティ・バイツ』:ひよこさん

最後に紹介するのは、元キャバ嬢のひよこさん。彼女のオススメは『リアリティ・バイツ』です。

和訳すると「厳しい現実」という意味の作品は、ヒロインが理想と現実のギャップに苦しみながら、それでも何とか活路を見出そうと頑張る姿が描かれています。

大学時代に想像していたようなキャンパスライフを送ることも出来ず、「なんとなく流された日々を過ごしていた」というひよこさん。だからこそ「強烈な印象に残った作品」と当時を振り返ります。

理想と現実のギャップを感じることは、少なからず誰にでもありますよね。そんなときこそ「とにかく行動をすること。それで失敗したとしても、その経験から何かを学ぶことが大切なんだ。そんな『勇気』を与えてくれた映画」(ひよこさん)と言います。映画はときには観る者の視野を広げ、気づきや勇気を与えてくれることもあるのですね。

休日は映画館に行ってみては

『アナと雪の女王』は、筆者も子供たちと何回も観た想い出深い映画です。自分らしさを見失いそうになった時、「ありのままの自分で良い」というメッセージをあの曲とともに思い返し、心の支えにしています。

たった1本の映画が背中を押してくれて、人生を変える事もありますよね。読者のみなさんも、休日はぜひ映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

はなはな
DAILY ANDS編集部。読モ経験や病気を機に心理や健康について学び「究極のダイエットはボディメンテナンス」という考えに至る。働く2児の母。

(提供: DAILY ANDS

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