「利用したくない航空会社ワースト15」が発表され、北朝鮮の高麗航空が1位に選ばれた。

2位はブルガリア航空、3位はトルコのペガサス航空などが続き、全体的に欧州、アジア圏の新興国の航空会社や激安をウリにした航空会社が目立つ。

「経済の不安定性がサービスの質と連結している」という印象は否めないが、その一方で経済大国、米国からも4社、英国とアイルランドからも各1社がランクインしている。

対照的に、日本の全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)はともに5つ星と最高ランクを獲得した。

北朝鮮の高麗航空 サービスの悪さで世界ワースト1位

このランキングは 世界中の航空会社や空港の質を評価する「Skytrax Global Airline Ratings」に基づいて作成された。事業規模を問わず、国内線専門会社から国際大手まで、サービスや商品の質を総合的に最高5つの星で表している。

世界ワースト1位となった高麗航空は北朝鮮唯一の航空会社で、北朝鮮政府の運営のもと、国内、国外の12都市にアクセスをもつ。

評価の低さが最も顕著に現れた項目は、「添乗員を含むスタッフの言語能力(英語が話せない)」「乗客への気配り」「機内でのエンターテインメント(映画、ゲームなど)」「乗り継ぎの際の対応」「スタッフの数」で、軒並み1つ星という結果に。

ビジネスクラスでもサービスの質はさほど向上しないようで、最高でも3つ星となっている。

ワーストにランクインした航空会社のサービスを通して、「予定時刻通りの運航」「搭乗手続きなどの効率性」「キャンセルや遅れが発生した際の対応」が、評価に大きく響いていることは明らかだ。

また「荷物の紛失」で苦情の多い航空会社も珍しくない。

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