株式投資,ギャンブル
(写真=PIXTA)

市場に存在する一部の投資家は、心のどこかに「株式投資=ギャンブルみたいなものだ」という意識を持っている。もし、あなたがこの意識を持っているとしたら、あなたは株式投資で成功することが難しいだろう。その理由を説明していこう。

「株投資=ギャンブル」を連想させるイメージは?

「株式投資=ギャンブル」と思っている人は、株式投資の結果が、全て先の見えないランダムなもので、自分の知識や技術、能力などで、結果に影響を及ぼすことができない運任せの行為だと思っている。

さらに最悪なことに、「自分の力の及ばない運任せ行為の中で、大損をしてしまう」というのが、「株投資=ギャンブル」だと思っている人の、強烈なイメージだ。これは単に株式投資に対して無知なだけに過ぎない。

株式投資をギャンブルにしないために理解を深める

株式投資をギャンブルにしないために、株式投資に対する理解を深めていきたい。株価とは、理論的には、その企業が稼ぐ収益を現在の価値に換算したものである。

株式を保有することは、その企業の株主として資本参加することで、将来的に投資先企業が上げる収益は、株主に分配されることを理解すれば、株価理論が理解できる。それぞれの企業は、収益を上げるために存在しており、経営者を始めとして、その企業で働く全ての者が収益を上げることを目指しており、このことから株価とは、潜在的な上昇圧力を持っていることが分かる。

過去の株価の動きを確認すると、企業の収益の拡大とともに株価が上昇している様子を確認できる。株価の先行きを予想する精度は、決して先の見えない運任せの行為ではなく、知識や情報、技術や能力を身に着けることで、成功に近づくことが可能になる。