3月期決算銘柄の第1四半期決算発表も先月中旬で終わり、決算発表終了から1ヵ月程度経過しました。そのためアナリストによる評価の見直しもずいぶんと進んだとみられます。
そこで新たな評価がほぼ出揃ったとみられることから改めて3月期決算銘柄を対象に強気(強気とやや強気の合計)が10人以上と特に多い銘柄をピックアップしてみました。
そのなかでも特に強気の評価が多いのが日本電産 <6594> で、15人が強気を付け強気の割合も9割近い水準となっています。また、日本電産に次いで多いのがソニー <6758> とアルプス電気 <6770> で14名が強気の評価を付けており、アルプス電気の強気の割合は9割を超えています。さらに村田製作所 <6981> やアイシン精機 <7259> 、JAL <9201> でも13人が強気を付けています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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