人とのコミュニケーションにおいて「褒める」ことは人間関係を円滑にする重要なスキルのひとつ。「褒める」ことで、間接的に相手への興味や尊敬を表すこともできるのです。そこで、銀座のホステスでもある筆者から、効果的な「褒めるコツ」をいくつか紹介させていただきます。

「初めて」は男性には特に効果あり

「あなたが初めて」と言われれば、男女関係なくうれしく思うもの。「初めて」は、「他の人とは違う」という特別感を与える言葉なのです。

特に、競争意識の高い男性は、「初めて」=「一番」というイメージを持ちがち。「初めて……」は男性の心により響く褒め言葉になります。

「そんなこと言う人、初めて」
「こんなステキなお店、初めて連れてきてもらった」

「初めて」をプラスしたひと言で、相手のご機嫌がアップすること間違いなし。ただし連発は禁物。ここぞというタイミングで使うことをお勧めします。

「知らなかった」「教えて!」は相手の知識への尊敬を表す

「知らなかった」
「もっと、詳しく教えて」

教えてもらいたいという気持ちを表す言葉は、会話を広げるきっかけになるだけでなく、間接的な「褒め言葉」としても使えます。

会話の後には、「知識が豊富なんですね」と続けるとよいでしょう。相手の持っている知識に対して関心を寄せることで、「知識が豊富」な相手を尊敬する印象を抱かせるかたちになります。

このテクニック、実は銀座のクラブのママから教わりました。お客様との会話を広げるのに効果的であるのはもちろん、同性の先輩や上司など、職場の人間関係でも使える「褒めテク」です。

ただし、明らかに知っているのに知らないふりをすれば、かえって反感を買ってしまいます。そこのところは、くれぐれも気を付けてくださいね。

負けず嫌いは返上、素直に「すごい」と言ってみる

会話の中で、ついつい相手と張り合ってしまうことはありませんか? 相手の発言にかぶせて自分の知識をひけらかしても、得は何もありません。相手の気分を害してしまうだけです。

負けず嫌いの傾向がある人は、なかなか素直に「すごい」が言えないのでは?

ときには、直球で感心を伝えるのが、最上級の褒め言葉となります。心から感心したニュアンスを含ませた「すごいですね!」が素直に言えるようになると、人間としての丸みが感じられますよ。相手の心もぐっとあなたに寄ってきます。

もちろん、全てのあいづちが「すごい」では面白みもありませんから、適度に質問などを挟んで会話を盛り上げることも忘れないようにしましょう。

ホステスはお客様を褒め、彼らを立てることで、結果、相手の心や行動を動かします。「興味を持ってもらいたい」「褒められたい」気持ちは、誰もが持っているもの。そこにうまく寄り添える会話ができるようになると、ぐっと相手との距離も近くなりますよ。ぜひ、これらのテクニックを参考に、実践してみてください。

ひよこ
「なんでもやってみる」がモットーの体験型ライター。得意分野は恋愛・食べ物・旅行。 長いOL生活を終了してフリーランスのライターになる。銀座でホステス、心理カウンセラーとしても活動中。 Lifestyle&Co.

(提供: DAILY ANDS

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