企業買収事例5つ

それでは企業買収を検討するにあたり、参考となるべき事例を5つ紹介していこう。事業承継のケース、シナジー効果がすぐに発揮できるケース、権利などの資産を買い取るケース、同業者を買収するケース、人材に注目して買収するケースの5つだ。

1. 事業承継をする
利益も出ているが後継者がいない。こうした場合には現在の経営者に数年間はそのまま残ってもらうことを条件に買収するとうまくいくケースが多い。その間に引き継ぎをしっかり行うことで円満に子会社化するのだ。

2. シナジー効果がすぐ発揮できる
現在の事業を補完する、取引先が重複しておりコストダウンがはかれる。といった場合の買収が該当する。コストや売上にすぐに反映できることであろう。

3. 権利などの資産を買い取る
特許や免許、資格を買い取ることでそれまで参入していなかった分野に参入する。自社製品をより付加価値の高い製品へと変えていく。こうしたことができるようになる買収が該当する。

4. 同業者を買収する
企業再編とも呼ばれるケースだ。合併や株式譲渡によりグループ化することが効率的だろう。売上増、利益増を図る最も単純なケースといえる。

5. 人材に注目して買収する
自社にはいない、もしくはさらに必要とする人材を確保するために企業・事業ごと買収する方法だ。ITなど資格保持者を重視する場合には人材を確保するために買収を行い、人材交流を図ることで融和し、新しいイノベーションを起こす起爆剤へとなる可能性がある。

こうした事例では企業の成長を後押しするような買収が進んでいる。買収を検討する際の参考にするとよいだろう。(提供: M&Aアドバイザーズ

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