先月からスタートした3月期決算銘柄の第2四半期決算発表もほぼ終わりとなりましたが、先週前半に決算を発表した銘柄でもアナリストの業績予想や目標株価の見直しもある程度進んだとみられます。
そこで今回は決算集計速報PART5で取り上げた11月7日から9日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に、決算後に2社以上から目標株価引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが多かったのがダイキン工業 <6367>で、上期の営業利益が4期連続で過去最高となったうえ、ドルやユーロの為替の前提を円高方向に見直したにも関わらず通期の営業利益の見通しを上方修正したことなどから4社が決算後に目標株価を引き上げています。
また、SMC <6273> とトヨタ <7203> 、ニコン <7731> でも3社が決算後に目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク】
・
トランプ大統領と株式市場
・
トランプ次期米大統領は、世界の金融業界にプラスなのか
・
【決算メモ】ケンコーマヨネーズ(2915)
・
雇用統計は労働市場の着実な引き締まり示す―12月利上げへ前進―
・
今後焦点は政策実行力へ