3月期決算銘柄の中間決算発表も終了しましたが、折り返しの中間決算ということもあって業績予想を上方修正したり反対に下方修正したりと見直す企業も目立ちました。

しかし、その一方で通期の業績予想を変更しなかった企業も少なくありませんでした。そしてそうした銘柄のなかには業績予想が据え置かれたにも関わらず決算後にコンセンサス予想が上昇したものもみられます。

そこで今回は通期の会社予想が据え置きとなったTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかから、決算後にコンセンサス予想が3%以上上昇したものをピックアップしてみました。

例えば決算発表後にコンセンサス予想が4割近く上昇した四国電力 <9507> では、会社予想とコンセンサス予想のかい離が一段と広がり、コンセンサス予想が会社予想を8割以上も上回る格好となっています。

◆通期の会社予想は据え置きとなったものの決算後にコンセンサス予想が3%以上上昇した主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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