デビットカード,クレジットカード
(写真=Thinkstock/Getty Images)

買い物やサービスを利用した際、現金を持ち出すことなく支払いに使えるデビットカードとクレジットカード。金融機関の口座から引き落とされるという点で共通しており、一見同じようなカードに思えるかもしれないが、実は明確な違いがある。どのような違いがあり、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのか、徹底比較する。


デビットカードの特徴

デビットカードは決済すると提携している金融機関の口座から代金が一括で引き落とされる仕組みだ。なので、口座の残高以上の支払いには使えないのが最大の特徴だ。お金を借りるということにはならないので、カード発行の際に審査は不要で、15歳や16歳といった未成年であっても、親の同意なしで持つことができるものがある。

クレジットカードの特徴

これに対しクレジットカードは、基本的には1か月に利用した額を翌月以降にまとめて支払う仕組み。このため、決済時点で口座残高が不足している場合でも利用することができる。支払い方法は一括払いだけでなく、2回払いや分割払い、ボーナス月払い、リボルビング払いなどの複数の方法から選べるという特徴もある。

お金を一時的に借りることになるため、カード発行の際には必ず審査が実施される。18歳以上でも発行できるカードもあるものの、基本的には20歳以上で安定した収入を持っていることが要求されることが多い。

デビットカードとクレジットカードの比較

デビットカードとクレジットカードにはどのような違いがあるのか、いくつかの項目において比較してみよう。

まず、発行手数料と年会費の有無だ。いずれも、発行手数料はかからないが、年会費はかかることがある。ただし、年会費がかかるものであっても一定金額以上の利用があると免除されることもある。

支払い方法は先述したとおりで、デビットカードは一括払いしか選択できないのに対し、クレジットカードは一括払い以外にも分割払いやリボルビング払いなどのいくつかの支払い方法を選択することができる。

利用の仕方は、4桁の暗証番号を設定しておき、決済時にはその暗証番号を専用端末に入力するのはデビットカードもクレジットカードも共通している。クレジットカードは、これまでのように手書きのサインでも可能だ。

加盟店舗やATMであれば海外でも使えることも共通している。VISAやJCBなどの国際クレジットカードブランドに加盟のカードであれば、海外でもより便利に活用できるだろう。デビットカードでは指定ATMで、現地通貨で引き出すこともできる。

デビットカードはこんなときに便利

では、クレジットカードではなくデビットカードを選ぶことに、どのようなメリットがあるのだろうか。

最も大きなメリットが、使いすぎを防ぐことができることだ。デビットカードは、口座残高が不足しているときは利用できない。カードを持ってしまうとつい使いすぎてしまうという人には、浪費を抑制しやすいといえるだろう。また、口座残高にかかわらず利用上限額を自分で設定できるデビットカードもある。家計管理に自信のない人にも使いやすいカードと言えるだろう。

ふたつめが、不正使用のリスクが低いことだ。クレジットカードがサインでも利用できるのに対し、デビットカードは本人確認に暗証番号を求められるため、不正使用されない可能性は高い。また、デビットカードの中には、利用のたびにお知らせメールを受信するよう設定できるものもある。不正に使用された場合にもいち早く気づくことができるだろう。