名刺は仕事で使う大切な情報が満載されたカードだが、その情報を最大限に活用するためにはどう整理すべきか、試行錯誤をしている人も多いだろう。コンサルタントとして、また講演家として、日々、数多くの人と名刺交換をしている美崎栄一郎氏に、自身が実践している方法をうかがった。
名前や会社名を忘れても連絡先を探せるように
名刺を整理する目的は、連絡を取りたい人の連絡先をすぐに見つけられるようにすることです。いくら見た目がきれいな並べ方をしても、「あの人と連絡が取りたい」と思ったときに、すぐにその人の名刺にアクセスできなければ意味がありません。そこでポイントになるのが「検索のしやすさ」です。
多くの人は名前や会社名の50音順で整理しているでしょうが、デジタル時代の今、その整理法にはあまり意味がないと思います。名前や会社名を覚えている人の名刺は、デジタルデータ化してしまえば、検索機能を使ってすぐに見つけられるからです。問題は、名前や会社名を思い出せない相手の名刺をどう探し出すか、です。