3月末から9月末にかけての半年を振り返ると日経平均は、英国のEU離脱(Brexit)決定で一時1万5000円を割り込む場面もありましたが、概ね16,000円から17,000円程度のレンジのなかでの推移が続きました。そしてこのように日経平均が方向感に欠ける展開となるなか、この間に外国人投資家は1兆1千億円を超える日本株を売り越しています。
しかし、こうしたなかでも外国人持ち株比率が大きく上昇した銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月期決算企業で3月末に比べて9月末の外国人持ち株比率が3ポイント以上アップしたもののなかから目標株価コンセンサスが株価を1割以上上回り上値余地のありそうな銘柄をピックアップしてみました。
例えば外国人持ち株比率が5ポイント以上アップしたスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> では目標株価コンセンサスが株価を3割以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク】
・
2017年 相場予測 PART3 大きな時代の転換点 チャンスとリスク
・
2017年の展望:久々に銀行セクターに明るい兆し
・
注目高まるETF ~金融庁が重点施策の1つに選定~
・
FOMC結果報告~予想通りの利上げ実施~
・
引き続き閑散取引で方向感出づらい展開か