明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。本日は大発会ですが2016年を振り返ると世界的に政治・経済で波乱の多い年でした。
年初から水準を大きく切り下げた日経平均は、6月に英国のEU離脱(Brexit)が決定し一時1万5000円を割り込む場面もありました。しかし、その後11月にトランプ氏が米大統領選に勝利すると多くの予想に反して大幅な円安や株高から日経平均も1万9000円を回復し、何とか一昨年末の水準を上回って昨年の取引を終えています。
こうしたなか今回は昨年に活躍しながらもう一段の上昇が期待される銘柄を取り上げてみました。具体的には昨年の年間パフォーマンスが10%以上のTOPIX500採用銘柄で目標株価コンセンサスが昨年末の株価を1割以上上回る銘柄をピックアップしてみました。
例えば昨年に5割近く上昇した任天堂 <7974> では目標株価コンセンサスが昨年末株価を25%余り上回るほか、昨年に2割以上上昇したソフトバンクグループ <9984> でも目標株価コンセンサスが昨年末株価を14%以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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