本日の日本経済新聞では、想定為替レートを実勢より円高水準に設定している銘柄に買いが集まっていると紹介しています。足元では円安傾向に一服感が出ているものの、株価が堅調な背景には決算発表で業績が上振れするとの期待があり、主要企業による2016年4-12月期決算の発表を今月中旬以降に控え期待が高まっていると伝えています。

そこで今回は下期のドル円の想定レートが保守的で業績の上振れ期待が大きい銘柄を取り上げてみました。具体的には下期の想定レートが100円から105円で、営業利益のコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回るものをピックアップしてみました。

例えば下期の想定レートを100円に置いているトヨタ <7203> ではコンセンサス予想が会社予想を15%余り上回っています。

◆ドル円の想定レートが100-105円で営業利益のコンセンサス予想が会社予想を1割以上上回る主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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