関連銘柄,新元号,平成
(写真= Vintage Tone / Shutterstock.com)

天皇陛下が2016年8月8日、「お気持ち」をビデオメッセージで示し、自身の業務や在り方に関して触れて 以来、「生前退位」をめぐる議論がにわかに活発化している。

そうした中で2017年1月11日の朝日新聞デジタルは、政府が「2019年1月1日に皇太子が新天皇に即位し、同日から新元号とする」方向で検討に入ったと伝えている。

政府の想定通り進めば、「平成」の元号は30年で幕を閉じることになるわけだ。そこでここでは、新元号に関連して注目すべき10銘柄を挙げておくことにしたい。

三浦印刷 時価総額60億弱の商業・事務用印刷

中堅の印刷会社である三浦印刷 <7920> は、商業印刷や事務用印刷を事業の柱としているだけに、元号の変更が特需を招く可能性が大いにある。ただ、2017年1月12日終値時点の時価総額が約59億円と小ぶりな東証2部銘柄であるだけに、短期資金に狙われやすい側面も否定できず、今後の値動きには敏感でいたいところだ。

光村印刷 特殊加工が得意な商業印刷

光村印刷 <7916> は一般的な商業印刷やビジネスフォーム、出版印刷などのほか、新聞の受託印刷も扱っている中堅の印刷会社だ。特にコピーをとると色のついた隠し文字が表れ、一目で複製と判断できる特許技術や、特殊インキを使ったマイクロ文字、ホログラムなどを組み合わせた高度技術など、偽造防止用印刷加工技術分野での評価が高い。ビジネス関係の印刷物には元号表記のあるものが多く、同社が特需の恩恵を受ける公算は大きい。

図書印刷 凸版傘下、アート性高いカレンダーに定評

凸版印刷 <7911> 傘下の中堅印刷会社である図書印刷 <7913> は、書籍や雑誌等の出版印刷を事業の柱にしている。例年開催されている全国カレンダー展にも多くの作品が入賞するなど、アート性の高いカレンダーには定評がある。また、子会社には教科書販売の学校図書があるなど、元号の変更は同社にとって大きなチャンスになるものと思われる。

光陽社 高品位技術生かした印刷に注力

オフセット印刷用写真製版の大手である光陽社 <7946> は、DTP製版と印刷の一体受注を促進している。とりわけ高品位印刷技術を生かした印刷に注力しており、元号関連銘柄として目が離せない銘柄のひとつだ。また、2017年1月12日終値時点の時価総額が約27億円ときわめて小ぶりであることから、値動きも軽い。

野崎印刷紙業 ノベルティとして人気高いカレンダーなど印刷

野崎印刷紙業 <7919> は商業印刷のほか、包装資材や紙器・紙工品、ラベル印刷、情報機器関連製品なども手掛けている。別注品から既製品まで幅広く製品化しているカレンダーは、店舗や企業のノベルティとしても人気が高い。この銘柄も2017年1月12日終値時点の時価総額が約39億円と小ぶりであり、軽い値動きだ。

ナカバヤシ ひと工夫された製品多い図書館製本大手

アルバム、図書館製本の大手であるナカバヤシ <7987> は、商業印刷、文房具、シュレッダーの販売も手掛けている。特に情報通信や保険等の個人情報を含む書類を扱う業界に定着している「封筒一体型印刷物」や、窓付き、ミシン目入りなどの加工付き封筒など、ひと工夫された製品も多く、元号の変更は直接特需につながるものと思われる。

東京機械製作所 古参の輪転機メーカー

東京機械製作所 <6335> は新聞輪転機メーカーとしては最古参なのだが、不振の続く業績から2016年2月12日には年初来最安値の33円を記録するなど、低位株となってしまっていた。ところが新元号が話題になり始めてからは急騰を見せ、11月25日には年初来最高値の85円を付けている。2017年1月12日の終値は79円だったが、これからも株価の推移には注目しておきたい銘柄のひとつだ。

カワセコンピュータサプライ 金融機関との取引厚く

カワセコンピュータサプライ <7851> は商業印刷のほか、請求書等の印字などの情報処理、さらには発送作業の受託までを手掛けている。特に金融機関との取引に強く、多くのビジネスフォームを供給していることから、元号の変更に伴う特需が大いに期待できそうだ。ただ2017年1月12日終値時点の時価総額が約17億円と小規模であるだけに、値動きが軽い点には注意しておく必要がある。

日本金銭機械 ATMや券売機など世界で浸透する貨幣処理機大手

日本金銭機械 <6418> はその名のとおり、紙幣識別機や硬貨計数機などの貨幣処理機大手だ。英語表記による会社名の頭文字をとった「JCM」というブランドは、ATMや券売機、カジノの金銭交換機など、世界中の様々な市場に浸透している。新元号は当然ながら紙幣や硬貨の変更を伴うので、同社も関連銘柄として思惑買いの対象とされる可能性がある。

グローリー 金融機関向けがメイン、硬貨・紙幣処理機

硬貨・紙幣処理機で国内シェア5割強を占めているグローリー <6457> は、国内の金融機関向けをメインの市場にしている。

主要製品には金融機関の窓口でテラーが現金を入出金するのに使用する窓口用紙幣・硬貨入 出金機、営業店の出納管理で使うオープン出納システム、、ロビー設置の両替機などがある。このほか、遊技市場向けカード装置やたばこ自販機なども事業展開しており、日本金銭機械と同様に新元号関連銘柄として注目される可能性が高い。(ZUU online 編集部)

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