「ベストジョブ・ランキング2017」が発表され、首位のデータ・サイエンティストを筆頭にテクノロジー関連の職業が上位を独占した。ランキング常連の税務マネージャー、HRマネージャー、戦略マネージャーなども相変わらず人気が高く、将来が有望視されている。

このランキングは米求人サイト「グラスドア」が毎年作成しているもので、「所得」「 職務満足度」「雇用数」の3つの評価指針に基づいて、各職業の将来性の高さを評価している。順位づけには2016年2月1日から2017年1月1日にかけて収集した、ユーザーからの年棒報告やキャリア評価が用いられた。

最新版ではテクノロジー勢が圧倒的な強さを見せている。データ・サイエンティストは昨年から引き続き1位の座を維持。機械工学士、DevOpsエンジニア、データベース管理者などが新たにランクインした。対照的に昨年トップ10入りしていたモバイル開発者、医師助手、プロダクト・マネージャーは圏外へ。

所得面では戦略マネージャー(13万ドル/約1478万円)、ファイナンシャル・マネージャー(11万6000ドル/約1317万円)、分析マネージャー(11万2000ドル/約1275万円)が優勢。職務満足度が高い職業はデータ・サイエンティスト(4.8ポイント)、DevOpsエンジニア(4.7)、データ・エンジニア(4.7)、税務マネージャー(4.7)。今年の雇用数が最も多い職業はソフトウェア・エンジニア(1万7085件)、上級看護師(1万5634件)、作業療法士(1万4897件)となっている。

2017年有望な職業トップ20