先月から始まった小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第3四半期決算発表も今月中旬に終わりとなりました。百貨店のように衣料品の販売不振や訪日外国人の高額品の消費減速などが響き厳しい決算が目立つ企業もありましたが、東証1部上場企業でみると伸び率こそ低下したものの、昨年11月までの9カ月間累計では5%程度の増益を確保しています。
こうしたなか最高益更新が予想される銘柄も少なからずみられます。そこで今回はそうした最高益更新銘柄のなかから目標株価コンセンサスが足元の株価を1割以上上回り上値余地のありそうな銘柄をピックアップしてみました。
例えばヨンドシーホールディングス <8008> やイズミ <8273> では目標株価コンセンサスが株価を3割以上上回るほか、アダストリア <2685> でも目標株価コンセンサスが株価を2割以上上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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