7期連続の増収増益で売上高と営業利益は過去最高

東海地区を中心に関東や関西地区でステーキチェーンを100店余り展開するブロンコビリーが17日に発表した2016年12月期の決算は7期連続の増収増益となり、売上高、営業利益とも過去最高を更新しています。

ただ、売上高は前期比13.1.%増収となったものの、新規出店が16店舗の計画に対して12店舗に止まったことや、前期並みを見込んでいた既存店売上高が前期比0.5%減となったことで計画を下回って着地しています。また、売上高が未達となるなか営業利益も12.5%増益となったものの計画を小幅に下回っています。

今期の売上高は新規出店と2%増の既存店売上高を前提に前期比13.8%増収の計画です。また、営業利益は新規出店に伴う経費増などがあるものの、増収となるなか前期並みの原価率を維持し11.8%増益の見込みとなっています。

ただ、昨年6月の既存店売上高が飲食代金の20%割り引きで20%増と大きな伸びとなりその反動減が6月に予想されるなか、2%増の既存店売上高を達成するために1月を除いてその他の月の既存店売上高が高めに設定されているようにもみえます。業績予想達成に向けて既存店売上高の動向がポイントとなりそうです。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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