2017年2月度のコンビニ来店客数が前年に比べ、71カ月ぶりにマイナスになったことが日本フランチャイズチェーン協会の発表で分かった。全店ベースで12億7173万6000人、2017年との差は1654万7000人(1.3%)である。同協会は「昨年がうるう年であり、今年は日数が1日少なかったこと」を理由として挙げている。

客数は減ったが売り上げは増加

来店客数は減ったものの、店舗売上高は7805億700万円で前年の同じ月に比べ0.2%プラスになっている。店舗売上高は48カ月連続でプラスという結果だ。

来店客数の減少を補ったのが客単価のアップだ。2016年2月の客単価は612.5円だったのに対し、2017年2月は621.8円と1.5%・9.3円アップしている。こちらは23カ月連続のアップとなった。

客単価のアップにつながった商品としては、店内調理のカウンター商材、調理パン、総菜などの中食が挙げられている。また2月は東京の一番暖かかった日で最高気温が20.6度、寒かった日が3.1度と気候の変動も大きかった。一日の最高気温と最低気温の差も大きかったことも影響して、調理麺やスープなどの温かい商品も1月に引き続き好調だった。

店舗数の増加でコンビニ競争はますます激しく