今春、新しく社会人になったフレッシャーズたちの初めての給料日がそろそろくるはずだ。果たして彼・彼女らは「初任給」をどのように使うのだろうか。特定非営利活動法人ポレポレが、初任給の使い道や給料をもらうことによって起きる変化など、新社会人の実態について調査を行ったところ、初任給の使い道の1位は親へのプレゼント、2位は預貯金となった。残念ながら「投資」は入っていない。

調査は2017年3月29日〜31日、インターネット上で大学・大学院卒業の新社会人を対象に行ったもの。有効回答は718人。

2人に1人以上、初任給を「両親へのプレゼント」に

初任給,投資を始める
(写真=PIXTA)

初任給の使い道(複数回答) 数字は割合(%)
1位 両親へのプレゼント 50.4
2位 預貯金 48.1
3位 特に決めていない 29
4位 自分へのプレゼント 23.4
5位 恋人・友人へのプレゼント 9.1
6位 その他 7

初任給の使い道第1位は、「両親へのプレゼント」。「預貯金」が2位となった。意外と多かったのは「特に決めていない」の回答で3位。実際の使用用途について調査が行われれば、順位が変わる可能性もあるだろう。

毎年、さまざまな企業や組織が新社会人向けにアンケートを実施しているが、過去の調査を見ても、初任給の使い道では「両親へのプレゼント」と「預貯金」が上位になる傾向がある。社会人として自立するときに考える、家族への感謝と将来の備え。この2つは時代を問わない回答のようだ。

残念ながら「投資」「資産運用」がまだないのが残念なところではあるが、「預貯金」との回答の中には運用に積極的な人も含まれているかもしれない。

「親からされているがもう自分には必要ない」……ならやめればいいのでは?