ABCラジオ【笑ってトクするマネークリニック】 特集「保険」 専門家たちの金言 広告特集「ライツ・オファリング」 特集「仮想通貨/ビットコイン」 特集AI 人口知能がもたらす禍福 特集「本を読む。」 DC特集
投資を始める
Written by 横山 利香 42記事

初心者でもわかる投資のツボ(23)

人気ファンドの「パクリ投資」 株デビューでも銘柄選びに悩まない

経団連が6月9日に発表した「2017年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」によると、前年夏比4.56%減の91万7906円となり、5年ぶりに支給金額が減少した。減少したとは言っても、3年連続で90万円台を維持した。ボーナスを受け取ると、海外旅行や高額商品の購入を検討する人も多いかもしれない。

しかし、少子高齢化の進展が加速しており、将来の公的年金に不安は尽きない。日本の株式市場はアベノミクス以降好調が続いており、日経平均株価は先日2万円を回復した。このような時こそ、ボーナスを機に株式投資を始めてみてはどうだろうか。

ボーナスで株デビュー 個別銘柄の選び方

ボーナス,株投資
(写真=PIXTA)

株式投資を始めることの難しさの一つに、銘柄選びがある。株式市場に上場している銘柄は数千にものぼる。その中から、これから株価が値上がりする銘柄を選ぶのは困難と言わざるを得ない。

銘柄を探す代表的な方法としては、会社四季報の活用がある。会社四季報は上場銘柄が一覧で掲載されている書籍、いわゆるカタログだ。一つずつ銘柄を読み、分析し、有望銘柄を発掘する。筆者はいつもやっている作業で慣れているため、これほど楽しい作業はないと考えている。しかし、個別銘柄を選ぶことが初めてであれば、会社四季報を読破することが困難な作業だと言っても過言ではない。そこで、株式投資のプロであるファンドマネージャーが選ぶ銘柄を、そのまま真似る「パクリ投資」を実践してみてはどうだろうか?

例えば、テレビ番組等で特集されたことで個人投資家の人気を集める「レオス・キャピタルワークス」をご存知だろうか。日本全国でセミナーを行っているが、満員御礼で数カ月待ちの状況が続くほどの人気ぶりだ。レオス・キャピタルワークスが直接販売を行う投資信託が「ひふみ投信」だ。

投資信託とは、証券会社等が投資家からお金を集めて、運用会社(=投資信託会社)がそれを元手に運用する金融商品である。運用のプロであるファンドマネージャーが、投資家から集めた資金を増やすために運用方針を決め、株式や債券等に投資を行う。投資のプロが選んだ投資先=個別銘柄を参考にして、これから投資を行う個別銘柄を参考にするというわけだ。

例えば、投資信託会社は不特定多数の投資家から資金を集めて投資信託を作り、運用を行っている。例えばJPモルガン・アセット・マネジメントや大和証券投資信託委託、レオス・キャピタルワークス等が挙げられる。

上場会社の株式等保有割合が発行済株式総数の5%を超える(5%ルール)と、大量保有者である株主は大量保有者になった翌日から5営業日以内に、大量保有報告書を管轄の財務局に提出しなければならない。最近は、レオス・キャピタルワークスの大量保有報告書が明らかになると、株価の上昇を期待した個人投資家の買い注文がその株式に殺到するケースも散見されている。

個別銘柄の見方

大量保有報告書以外に、どのような個別銘柄に投資しているのかを知る方法はあるのだろうか。

投資信託にはどのような方針で運用され、どのような結果を残しているのかをまとめた「運用レポート(報告書)」がある。運用レポートには、投資方針等の他に、どのような銘柄を投資対象としているのかが掲載されている。つまり、運用レポートに掲載されている組入銘柄を参考にして、投資資金に合わせて個別銘柄を選択するのだ。この時、そのまま個別銘柄を参考にするだけでもいいが、どのような視点で個別銘柄を選び、投資しているのか、銘柄選別のノウハウを習得するくらいの気持ちがあると、自分で個別銘柄を選別する力を蓄えられるのでなおいいだろう。

ただし、投資のプロが選択した個別銘柄だからと言って、必ず株価が上昇するとは限らない。しかし、投資信託に人気が集まり、購入する人が増えれば、純資産も自然と増えていく。純資産が増えれば増えるほど、組入銘柄が投資対象として購入されることにはなる。人気のない投資信託よりも、一定期間継続して純資産が増加傾向にある人気の投資信託の組入銘柄を参考にした方がよいだろう。

人気のある投資信託や運用成績が良い投資信託をどのように探したらよいのだろうか。

例えば、証券会社のホームページで投資信託のコーナーを見ると、投資家からの人気が高く販売金額が多い投資信託のランキングや、値上がり率がわかる騰落率ランキング等を公表している。色々なランキングがあるが、その結果を参考に投資信託を選択してもよいだろう。

できれば複数の投資信託を参考にしたい。と言うのも、異なる投資信託の運用レポートを見ると、同じ銘柄を投資対象としている場合があることに気づくだろう。複数の投資信託の投資対象になっている個別銘柄は、選ばれる理由があるということだ。一つの投資信託にこだわらず、様々な投資信託の投資対象となっている個別銘柄を探すことも面白い。

銘柄選びに悩んでいるのであれば、まずは投資のプロを参考に銘柄選びの一歩を始めてみてはいかがだろうか。

横山利香(よこやまりか)
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)。ファイナンシャル・プランナー。相続士。WAFP関東理事。「会社四季報オンライン」や「All About株式戦略マル秘レポート」での連載や、ヤフーファイナンスの「株価予想」でもマーケットコメントを執筆する等、株式投資や不動産投資といった投資や資産運用をテーマに執筆、メルマガ発行、講演活動、株塾を行う。

【編集部のオススメ記事】
最前線で活躍する大人のスキンケアの心得とは(PR)
「メルカリ上場」と日経が報道、時価総額1000億円超のユニコーン企業
時代が変わっても変わらない金投資の魅力とは?(PR)
9月に読まれた記事ベスト10|トイザらス破産、スタバ以上のホワイトな企業とは……
株初心者が知らないと損をする?7つのポイントと株式投資で利益を得る方法(PR)

人気ファンドの「パクリ投資」 株デビューでも銘柄選びに悩まない
ZUU online の最新記事を
毎日お届けします
PREV 株初心者が知っておきたい「証券会社選び」2つの視点
NEXT 投資で失敗につながる「脳のクセ」5選 その判断は正しい?