三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)<8306> が米国での投資銀行業務を拡大する。ブルームバーグが「米国の投資銀行業務拡大を目指しウォール街の(ライバル)銀行に近づく エネルギー関連ファイナンスを超える業務を追求」との見出しで、MUFGの意欲的な方針を詳しく伝えた。

MUFGの米国投資銀行部門のジョン・リンデンバーグ氏は「われわれは進化を続けている。多くの成長分野が存在し、多くの人々が既に存在する分野を今まさに開拓しようとしている」(ブルームバーグ)と述べている。新たな分野として、アセットベース・ファイナンス、債券ファイナンス、高利回り債、レバレッジドローンなどの拡大を示唆した。狙いは、ウォール街を支配するウェルズ・ファーゴやJPモルガン・チェースなどライバルが独占する投資銀業務に本格参入することである。

MUFGは米国で高利回り債、レバレッジドローンなど投資銀業務拡大へ

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(写真=Thinkstock/Getty Images)

MUFGの業務拡大戦略はさらに、ローン債権をバランスシートに保有せず、米投資家向けに債権の引き受けや販売増を図ることも含まれている。つまり高利回り債やレバレッジドローンでもより大きな役割を果たしたいということだ。

MUFGは世界約50カ国、約1200拠点に邦銀随一の海外拠点網を有しており、三菱UFJ証券ホールディングスの海外子会社は、米国、英国、シンガポール・香港など世界の主要国・都市で証券業務を展開している。

三菱東京UFJ銀行は世界各地で商業銀行サービスを強化、2014年7月には三菱東京UFJ銀行の支店業務を統合し、MUFGユニオンバンクが誕生させている。

MUFGは、証券業務を強化するため2016年4月、三菱東京UFJ銀行とMUFGユニオンバンク、MUFG Securities Americasの銀行業務と証券業務を一体運営としている。貸し出しと社債を切り離して取り扱うのではなく、一体化することによって、顧客のニーズに合った商品やサービスを提供し、“USトップ10バンク”入りを目指している。(長瀬雄壱 フリージャーナリスト、元大手通信社記者)

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