マンション相場情報サイト「マンションサプリ」を運営するマンションマーケットは、家選びのポイントと年収の関係を調査し、その結果を公表した。調査によると、家選びで重視するポイントの第1位には「最寄り駅からの所要時間」が挙げられ、価格よりも利便性を重視する傾向が明らかとなった。また、その傾向は年収が上がるにつれて顕著となっている。

年収800万円以上の層が重視するポイントは「最寄り駅からの所要時間」

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(写真=PIXTA)

調査は30代から50代の男性を対象にインターネットで行われた。家選びで最も重視するポイントで最も支持を集めたのは「最寄り駅からの所要時間」であり、全体の19.4%の票を集めた。次いで「価格」(18.3%)、「通勤・通学手段や所要時間」(17.0%)、「周辺施設」(9.5%)、「間取り」(8.7%)と続いている。

価格や間取りよりも、駅からの所要時間や通勤・通学時の所要時間といった利便性を重視する人が多い傾向が明らかとなった。

また、こうした傾向は年収が高くなるにつれ顕著となる事も同調査では明らかとなっている。先程の質問の回答を年収別にまとめたデータによると、年収が600万円未満の層までは、「価格」を最も重視するポイントとして挙げている。一方で年収が600万円以上800万円未満のグループでは「通勤・通学手段や所要時間」が最も支持を集めており、年収が800万円以上になると、「最寄り駅からの所要時間」が首位となっている。

「価格」への支持が高かった年収600万円未満の層でも、年収が上がるにつれ、「価格」を重視するという回答は低下傾向にある。年収200万円未満のグループでは38.5%が「価格」を最重要ポイントとして挙げているが、年収400万円以上600万円未満のグループでは「価格」の支持率は26.8%にまで落ちている。

高年収層は時間の持つ価値や資産価値にも目を配る?