ユベントスの株価分析

ユベントスもジョイント・ストック・カンパニーです。フィアット社オーナーの・アニェッリ家が60%、その他の大株主7.5%、残りの32.5%が市場で売買されています。2014年のユベントスの株価は、0.22ユーロがサポートラインとなっています。

ボルシア・ドルトムントの株価分析

ボルシア・ドルトムントは、2000年10月フランクフルト証券取引所に上場しました。フランクフルト証券取引所に上場する初めてのスポーツクラブでした。81.05%の株式が、サッカークラブとは関係しない機関投資家や個人に保有されています。もちろん、個人株主にはファンが含まれます。2014年6月23日、ボルシア・ドルトムントは、株式市場インデックスSDaxに組み込まれることになり、株価が急騰しました。同じ時期、ドイツの経済誌「バランス」が、ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行がドルトムント株を10%保有することになるという観測記事を出したのですが、ドイツ銀行は否定しています。

マンチェスター・ユナイテッドの株価分析

マンチェスター・ユナイテッド株は、2012年のニューヨーク株式市場上場に際して、初値16~20ドルの市場関係者の期待に対して、14ドルで始まりました。 その後、14ドルを上回る株価で推移しました。2014年のマンチェスター・ユナイテッド株は下げ基調にあり、3月にIPO価格の14ドルに迫っていきましたが、3月を底値に切り返し、現在19ドルまで上昇しています。2013年5月、27年間監督を務めたファーガソン監督が退任、後任はエヴァートンFCを11年にわたり率いたデイヴィッド・モイーズが就任しましたが、成績が低迷しチャンピオンズリーグ出場権を逃したことにより2014年4月22日、同シーズン限りでの解任が発表されました。2014年5月18日、オランダ代表を率いているルイ・ファン・ハールのワールドカップ後の就任が決定しました。マンチェスター・ユナイテッド株のチャートは、経営成績よりも、サッカークラブの成績や監督の去就の動きが大いに関係しているように思われます。

まとめ

以上、見てきましたように、2014年に株価が顕著に上がっているのは、マンチェスター・ユナイテッドとボルシア・ドルトムントです。一方、ローマ、ラツィオ、ユベントスはサポートラインを維持し、下値が切り上がってきているように思えます。海外の上場しているサッカークラブチームの株価にも注視していきたいと思います。

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