microbiology-163470_640


来期予想増収率は驚異の97倍!?

日本のバイオベンチャーの1つ「スリー・ディー・マトリックス」は、平成27年4月期の事業収益予想を104.1億円と発表しております。この数字は、26年4月期発表の1.07億円と比較するとお分かりになりますが約97倍と驚異的です。その理由として、同社が独自に研究・開発している「吸収性局所止血材」に関し、今まで認可されていなかったのが、EUのCEマーキングを認証したため、EUで臨床使用が開始した点が上げられます。同剤に関しては、厚生労働省に申請してから既に3年が経過しているもの、安全性に関して特に問題ない様なので、日本でも早期の販売が期待できます。


今、大流行の再生医療!

今、再生医療が流行しています。スリー・ディー・マトリックスでは、前述の吸収性局所止血材以外にも歯槽骨再建材・粘膜隆起材・創傷治癒材等を研究・開発しています。歯槽骨再建材に関しては、歯槽膿漏で失われた歯槽骨を再生する薬剤であって、今まで実現が困難と言われていただけに大きく役立つ模様、実用化に向けて順調に進行している様です。

粘膜隆起材に関しては、粘膜切除/剥離手術で用いられる薬剤であって、感染リスクが低く、注入が容易なことから、早期に他の薬剤に代わって同剤が実用化するものと言われます。創傷治癒材に関しては、傷跡を残さない様に皮膚を再生する薬剤です。現在は動物実験の段階ですが、早ければ2016年にも実用化する予定です。